Department

婦人科

Department of gynecology

その他の症状

あらゆる年代の婦人科の症状全般を診療しています。
少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽に受診ください。

婦人科感染症

●細菌感染

膣内は無菌には保たれず、時に細菌に侵される場合があります。有名な菌はクラミジア菌・淋菌ですが、多くは無名の雑多な菌によります。症状はおりもの異常(量の増加・色や臭いの変化・外陰部の違和感など)です。対策は、淋菌とクラミジアに対しては経口剤、その他には膣錠による細菌駆除です。

●ウイルス感染

ヘルペスとパピローマウイルスによる感染症です。前者は外陰部にできる水疱と強い痛みが特徴で、経口剤と塗布薬で治療します。後者は膣入口部を中心に発生するイボが特徴で皮膚科医師へ紹介します。

●真菌感染

外陰と膣内の痒み・白い固まったおりものを特徴とするカビの一種による病変です。外からの感染よりも内部から起こることが多く、子供でも発生します。治療は膣錠と塗布薬です。

避妊

●避妊

○基礎体温上で高温期3日目~月経開始までの期間に関係をもつことを習慣とする。
○低用量ピル服用/連続服用は最長で2年間とし、再服用は6か月後とする。血栓症発生を注意深く予防する。

●緊急時ピル

性行為後の妊娠防御法で、72時間以内に通常よりも多くの量のピルを2回服用する。性行為に関しては90%を超える避妊効果があります。

骨粗しょう症

閉経前後から骨の密度は低下する傾向がありますが、著しい場合、骨粗しょう症となり骨折しやすくなってしまいます。骨折すると治りにくく、生活の質は悪くなります。現在では、骨粗しょう症に効果が大きく、副作用が少ない薬剤が保険適用になっています。期待して良い薬だと思います。

不妊

当院では一般的な検査と治療は行いますが、体外受精などの特殊な診療は扱いません。

乳房と甲状腺

現在の日本では、女性の30人に1人は乳癌が発生すると考えられています。ですから、乳癌検診はとても重要です。検査法には、触診・超音波法・マンモグラフィー(レントゲン撮影)がありますが、現在のところマンモグラフィーが最も推奨されるものです。当院にはマンモグラフィーはありませんが、希望される方には専門クリニックを紹介いたします。

甲状腺に関しては、9割が女性に発生します。触診で甲状腺が腫れているかどうか判りますが、必要に応じて、血液検査も行います。乳癌は女性で最も多い癌であり、甲状腺疾患も女性に非常に多く発生します。市の検診などを利用し、定期的に受診しましょう。